湘南ぐるぐる

hito koto tutumi

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震災のあとで 




ここにくるまで、気持ちを整理するまで
ずいぶん時間がかかりました。
それでも、ちょこちょこ心配してのぞいてくださった方、ありがとう。


3月11日の震災後、こころとからだがガチガチになっていました。

当日、自分自身にケガはなく、家族も無事。
青森の実家は、停電したりガソリンがなくなったようだけど
こちらも何事もなく大丈夫。
4歳の甥っ子がいる仙台の弟家族も、かなり心配したけど無事で
2週間ほど青森に避難していました。

少しずつ連絡がとれた東北在住の友人たちも
復興のために力を合わせて頑張っている様子で
本当に幸いなことに、皆の無事を確認できました。


でも、大きな悲しみはなかったけど
東北の地が深い悲しみに包まれてることが苦しかった。
故郷のあたりは被害が少なかったとはいえ
やっぱり東北出身だからなんだと思う。
しばらく、どこかひとごとではない悲しみに包まれてた。

そして、原発のことも怖くて仕方なかった。
何が起こってるのか、この先どうなるのか。
命を懸けて現場で頑張っている人々に心から感謝しつつも
ただただ、不安と心配ばかり。

自分がしたことといえば
少しの募金と節電、現地への救援物資を送ったくらい。
たいして何もしてないのに、ガタガタ震えてる自分がイヤで
それでまた落ち込んだりしてた。
何も傷ついてないし、失ってないのにって。

子どもたちのことを考えると、胸がぎゅっと詰まって
一番近い距離で守れるはずなのに、ぽろぽろ泣いてるだけ。
頑張らなくちゃ、しっかりしなくちゃと思いながら
体が思うように動かなくて。


きっと、たぶん、
必要以上に不安にかられていたのは
おなかに新しい命が芽生えていたから。


震災時は妊娠4ヶ月。
はじまったばかりの花粉シーズンと
少しとはいえ、つわりがあって
気持ちが不安定な時期だったんだと思う。
ずどんと落ち込んでました。

4月にはいったら、桜が咲いたら
気持ちが切り替わるかも…という淡い期待もくずれ
なかなか出口が見えない不安のトンネルから抜け出せなかった。
できるだけ外に出ていって、気分をかえようとしたけど
どこかこころが晴れない自分がいた。
お腹の子が、かーさん、ここにいるよって動くようになっても。

だから、この気持ちにとことんつきあうことにしました。
向き合うんじゃなくて、ただ一緒にいる感じ。
その感情を否定せずに。


それでも、しばらくそんな日が続くうち
トンネルに出口をつくってくれたのは、やっぱり子どもたちでした。

3歳の息子の屈託のない笑顔や
母の腕をぎゅっと握りしめながら寝る姿。
(ただいま、ひどく赤ちゃんがえり中)

いらいらしてることが多かった母に、よく笑ってくれた。
何度も救ってくれたのは

彼の 「ま、いっか」 って言葉。

水をこぼしても、ま、いっか。
粘土で遊んでぐちゃぐちゃにまき散らしても、ま、いっか。

ぜーんぜん、ま、いっかって言える立場じゃないでしょーと思うけど
パンパンに張りつめてる風船のような気持ちを
空気を抜くように、ゆるませてくれたんだと思う。

少し肩の力を抜くことも必要だよって。


それから、今6ヶ月にはいったベビー。
先日、息子と6ヶ月検診にいったら、笑っちゃうくらい動いてて。
なんだろな、4年前に比べて格段にエコーが進化してるのか
この子がそうなのか、それともたまたま動きまくってたのか。
6ヶ月ってこんなに動いたっけ?ってくらい
ダンサーなみに手足を動かしてた。

かーさん、かーさんって、その時を待っていたかのように
存在を伝えてくれたのか。
笑いながら泣いちゃった。

なんて、子どもって尊いんだろう。
愛しいんだろう。

この日を境に、ガチガチのこころとからだが
少しずつほどけていったんだと思う。
お腹にぐっと力が入って、顔を上げられるようになりました。
しぼんでいた母性が、じわじわと広がって
パワーがわいてきた感じ。

いま、やるべきことは3歳の息子がすくすく育つように
お腹の子が健康にうまれてくるように守ること。

そして、この子たちとの時間をもっと大切にしなくては。
もう年齢的にも最後の妊娠だろうから
今のこのかけがえのない時間をかみしめようって
驚くほど自然に思えたのが不思議でした。
あれほど、かたい殻に閉じこもってたのに…

完全に不安を取り払うことなんてできないけど
(きっとみんなそうだと思う)
今子どもたちのためにやれるべきことを考えて
過ごしていこうって思う。

これからの原発のこととか、エネルギーのこととか
もっといろいろ知りたいし、知らなくちゃと思うけど
今はやっぱりベビーや息子のことを最優先に。
それが、自分のキャパなんだろうな。
そう思えるまで、ずいぶん時間がかかりました。

ほんと、ちっちゃなキャパ。
自分たちのことばかりで…

でも、まずは自分が元気にならなくては。
そして、少しずつ東北のためにやれることがあったらやる。
子どもたちに、そしていろんなことに
気づかせてくれた周りの人たちに感謝しながら。


今はたくさんの情報が飛びかっていて
どれを選んで信じて、実行するかはみんな違うと思う。
家族構成や生活環境が違うんだから
それぞれの考え方があって当然で
いろんなことに折り合いをつけながら進むしかないこともある。

でも、自分が信じたことをやっていれば安心するし
後悔は少ないんじゃないかなと思います。


母親ならみんな誰でも、今の状況は心配だよね。
たとえ表面上は、そう見えなかったとしても。


ブログはぽつぽつ書き足すかもしれないけど
5月か6月までに、また別のかたちではじめたいと思ってます。

震災後に本格的にはじめたツイッターでは
ちょこちょこつぶやいてます。
ほんと、日々のあれこれですが。

patiriko でつぶやいてます。


さて、これから青森へ帰って桜を見てきます。
去年と変わらず咲く桜を見に。
不思議と、親元に帰りたい感じです。
命のつながりを感じたいのかな。


ではでは、皆さまよいゴールデンウイークを。


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